「この人しかいない」「心から好き」と思える相手に出会ったけれど、現実には、その人と結ばれることがなかった…。
そんな切ない経験をした方、男女ともにきっと多いですよね。
特に40代、50代ともなると、ふと過去の自分を振り返り、「結局、あの人以上に好きになれた人はいなかった・・・」と悲しく思うこともあると思います。
そんな宙ぶらりんになっている「過去への思い」は、どうしたら良いのでしょうか？
この記事では、「本当に好きな人とは結ばれない運命」が意味することと、心の整理をしながらこれからの人生をどう生きていくのか、そのヒントをお届けします。
「本当に好きな人とは結ばれない」３つの意味
「好き」だけでは乗り越えられない現実は、確かにある
映画やドラマでは、「いろいろあったけど、最後には本当に好きな人と結ばれる」なんてことが多いですが、現実はもっと複雑ですよね。
ドラマティックなことなんて、起きないケースがほとんど。
- タイミングが合わなかった
- 相手に交際相手がいた、結婚していた
- 気持ちは通じていたけれど、人生の方向性が違った
- 立場や環境があまりに違っていた
どんなに想い合っていても、「好き」という気持ちだけでは越えられない壁があります。
タイミング、チャンスに味方してもらえなかったこと、流れがやって来なかったこと・・・それらも全て、言ってしばえば「運命」。
「運命」という目に見えない大きな流れを前にすると、どうしても私たち人間は無力なのです。
「本当に好きな人」と結ばれない経験こそ、成長になる
一説によると、「本当に心から愛した人」とは、結ばれることで学びを終えてしまうから…
というスピリチュアルな考え方があります。
魂の成長のために、「叶わない恋」や「切ない別れ」が用意されていることもあると言われているんですよ。
また、人は「好きすぎる」と冷静さを失い、相手に依存したり、理想を押しつけてしまうこともあります。
その結果、関係がうまくいかなくなることは、良く起きることですよね。
つまり、“一番好きな人”との恋が成就しなかったのは、あなたに何かが足りなかったからではありません。
そうではなくて、”成就しなかった経験をすること” …それこそが、あなたの人生に必要だった「学び」なのです。
魂の成長とは、学び無くして有り得ません。
成長とは、決して平坦な道では無いのです。
「人を愛せる自分」を知るための出来事
過去に本気で好きだった人と結ばれなかったという事実に、心を縛られてしまっている方もいることでしょう。
けれど、その人と出会ったことで、最も気づけたことはきっとこれです…
「人を愛せる自分を、知ることができた」
誰かを好きになる、愛せることは、一つの「能力」です。
誰にでもできることでは、無いのです。
たとえ恋が実らなくても、その人との出会いがあなたの何かを確実に変えた「意味のあるできごと」だったのです。
「結ばれなかった運命」を受け入れ、前向きに生きる３つのヒント
「好きだった人」を、そっと宝箱にしまう
今もその人のことを考えると胸が痛む。会いたくなる。
そんな時は、その気持ちを否定せず、ただ静かに受け止めましょう。
忘れようとしなくていいのです！
むしろ、お相手を好きになった自分、その経験ができた自分に誇りに思ってください。
例えカップルになったり、結婚したとしても、目の前にやって来るのは「現実的な問題、トラブル」だったかもしれませんよね。
恋が成就した代わりに、甘く感傷的なお相手への想いなんて吹っ飛んでしまう「現実」を手にしていたかもしれません。
だからこそ、その人との記憶は、「心の宝箱」にそっとしまい、時々優しく思い出す程度にしておくのがちょうど良いのです。
結ばれなかったからこそ、今の自分がいると気づく
50代になった今、「もしあの人と結ばれていたら…」と考えることも頻繁にあるかもしれません。
でも、その道を選ばなかったからこそ、今のあなたの人生があるのです。
過去に本当に好きだった人と別の道を選び、それでも笑顔で生きているあなたは、強く、美しい存在です。
そもそも恋愛は、人生の一部に過ぎないのです。
その“一部分”が、あなたをここまで成長させてくれたのですから、スゴイことなのですよね。
これから出会う人が「運命の人」かもしれない
過去に心から愛した人がいても、それが「最後の恋」だったとは限りません。
むしろ、そこから学んだ分だけ、今のあなたはもっと成熟した愛を育める状態にあるのです。
「これから出会う人と、静かに穏やかに心を通わせていく」
そんな落ち着いた愛のかたちも、50代以降だからこそ味わえるもの。
未来にまだ“運命の人”が待っているかもしれないと思えば、人生はずっと希望に満ちています。
「運命の人との出会い」について、たくさん記事を書いているので、良かったら読んでみてくださいね。
まとめ：結ばれなかった愛にも意味がある
「本当に好きな人とは結ばれない」ことは、決して悲しいだけの出来事ではありません。
その経験をしているか、していないかは、私たちの心の器の大きさを大きく変えます。
傷ついたこと、悲しかったこと、今も時々苦しいこと・・・それらがあなたに深さと美しさを与えているからです。
大切なのは、これからの人生にも、少しのときめきと希望を持って歩んでいくこと…！
「愛する力を持つ人」には、必ず新しい幸せが訪れます。
