「ツインレイだから、きっとまた繋がれる、再会できる!」そう信じて、日々を過ごしている方も多いことでしょう…。
特別な魂の片割れ「ツインレイ」という言葉が、「希望」と共に語られることが多いからですよね。
でもその想いが、あなた自身を苦しめているとしたら?
実は、私は過去に「ツインレイ依存」から抜け出した方に寄り添った経験があります。
「ツインレイ」が生きる希望、支えになっていれば良いのですが、もし自分を苦しめている場合は、注意が必要です。
そこでこの記事では、「ツインレイを諦めたら、人生が好転した」という体験談から、「スピリチュアル依存、ツインレイ依存」から抜け出し、自分の人生を充実させていくプロセスをご紹介します。
ツインレイを諦めて良い変化を手にしたきょうこさんの体験談
「ツインレイ」という言葉にすがっていた日々

ツインレイを知ってから、正直言うと辛い日々です。
なぜ私ばかりが苦しいの…?

そもそも辛いばかりの人間関係って
対等では無いのよね
今回は、ツインレイの相手男性との関係に悩んでいた”きょうこさん(仮名)”についてご紹介します。
私の占い相談に来てくれた時は、突然連絡ができなくなったお相手との関係を「サイレント期間」だと思い、待ち続ける日々でした。
LINEは未読スルー、電話にも出ない、でも諦めきれない…。
辛いときは誰でも、今起きていることの「意味」を理解したいと願います。
きょうこさんは、「これは魂の試練だ」「無償の愛を学んでいるんだ」と自分に言い聞かせながら、相手の反応を待ち続ける時間が続いていました。
気づけば「ツインレイ」でネット検索を繰り返し、YouTubeのカードリーディング動画を見て一喜一憂する日々。
でもそれらで癒されるのは、ほんの一瞬なのです。
すぐまた不安や恐怖がやって来て、ネット検索とYouTubeの動画。
ツインレイカウンセラーの講座に大金を払って参加してみたけれど、それでもお相手男性からの連絡は来なかったのです。
きょうこさんから「私はどうしたら良いのでしょうか?」と尋ねられたとき、私はこう伝えてみました。

ツインレイ、スピリチュアルに依存し過ぎてしまっているのかも。
今、人生の時間が止まっていると感じていない・・・?
きょうこさんは深くうなだれて「止まっています…。誰かにそう言ってもらいたかった…」と涙をこぼしました。
諦める決意は、「自分を取り戻す決意」

きょうこさんが願っていたのは、ただただ「幸せになりたい」。
でもツインレイを知り、はまり続けてからは、幸せからほど遠い状態だったと自分で気づけたのです。
そこから少しずつ、「ツインレイ」という言葉との距離を取り始めました。
見ないように、気づかないようにしていた「現実」から逃げずに、受けとめて見つめ直すようになったのです。
でも難しいことをしたのではありません。
- 一人で過ごす時間を、自分のために使ってみる
- 今ある人間関係を見直して、大切にしてみる
- 生活を整えて、丁寧に過ごしてみる
ツインレイを「諦める」というより、「自分の人生を主役に戻す」ことに決めたのです。
スピリチュアルから離れたら、現実が好転し始めた

不思議なことに、「この人じゃなきゃダメ」と思っていた相手への執着がゆるんでくると、それと同時に現実がゆっくりと動き出したそうです。
・小さな嬉しい出来事に気づけるようになった
・暴飲暴食、甘い物の過食をやめられた
・友人や家族に愛されていることを再確認できた
・仕事に前向きに取り組めるようになった
・そして何より、自分を責めることがなくなった
「スピリチュアルやツインレイの考えが悪い」のではありません。
でも、それに”依存していて、何もしていなかった自分だった”ことに気づけたのです。
現実がつらいとき、人は見えるものを見ないようにして、あえて「見えないもの」にすがりたくなるものですよね。
それが救いになって現実が好転しているのであれば良いのですが、のめり込みすぎると、大切な“今、手にしている幸せ”を見失ってしまうのです。
本当の魂のつながりは「今を生きる力」から生まれる
ツインレイであれ、運命の人であれ、誰かとの深いつながりを感じられるのは、自分が満たされているときなんですよね。
ボロボロの心で相手を追いかけるよりも、自分の人生にしっかりと根を下ろし、毎日を大切に生きているときに、不思議とご縁がごく自然に巡ってきます。
今回ご紹介したきょうこさんも、仕事に夢中になって頑張り続けているうちに、昇進と異動のチャンスを手にしました。
その異動先、新天地において、新しい出会いがあったのです!

ツインレイを諦めるのは怖かったけれど
諦めたからこそ、私に向かい合ってくれる男性と出会えたんです!

勇気を持って手放してみると、
必ず入ってくるものがありますよね!
ツインレイに会いたいと執着していたけれど、本当に出会いたかったのは、「今を幸せに生きる私」だったのかもしれませんね。
ところで、きょうこさんが待ち続けていたツインレイのお相手はその後どうだったかと言えば…相変わらず、何も連絡が無いし再会も無いとのこと。
結局、”きょうこさんに誠実に向かい合ってくれない男性だった”・・・それがツインレイ男性だと思っていた人の姿だったのです。
まとめ:「諦めること」は、終わりじゃない。始まりだった。
誰かを想う気持ち、人を愛する想いは、とても尊いこと。
けれど、まずは自分自身を満たしてあげることが、すべての始まりです。
「諦めたら、良いことが起きた」というのは、別の出会いがあったとか、何かを得たということ以上に、「私が私を取り戻せた」ということ。
自分らしく生きることによって、止まっていた時間を動かすことができたということです。
あなたも今、もしツインレイのことで苦しんでいるなら、一度、自分の心と体に優しく問いかけてみてください。
「自分で時間を止めてしまっていない?」
その問いの先に、きっと新しい扉が待っています。